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◇第168国会、臨時国会を迎えるに当たり
いよいよ9月10日から62日間の日程で臨時国会が始まります。
先の参議院議員選挙の反省に立ち、小泉改革の陰の部分にどう対応するのか。中央と地方の格差、個人や企業間の格差、そして未来の我が国を大きく左右する人口や財政の問題など、戦後60年余が経ち世界の中での日本の将来がどうあるべきかも問われる臨時国会となります。与党として責任有る行動が求められると同時に、政治の基本に立ち返り、国民の目線に立って信頼回復に努めることが大切であると思います。
この臨時国会は与党が参院で過半数を大きく割り込む中での国会であり、野党の皆さんが反対すれば法案は可決しません。衆参ねじれた新たな政治構図の下で政策を推進するには、野党の皆さんの理解を得る努力が不可欠となります。そして、こうした状況は今の枠組みで行けば6年後の参院選まで続くことになります。この間与野党の対立によりいたずらに混迷が続けば、国際社会から取り残され、国民生活にも重大な影響を及ぼすことになりかねません。大事なのは国益を考え、国民本位の政治が行われることであると思います。
今国会でまず最初に直面する重要課題が、11月1日で期限切れとなるテロ対策特別措置法の延長問題であります。国際社会の責任有る一員として、積極的に平和活動の役割を果たす上においても、11月1日までにその答えが必要であります。法律の根拠や費用の積算を明確にしながら、平和協力活動が継続出来るように努力しなければなりません。
また、野党の皆様が言われるように子育て支援も大切な課題であります。
しかしながら、社会的弱者や子供の多い家庭のために予算を投入することは、一般的には受け入れやすいのは当然でありますが、各家庭に配られた税金が真に必要な生活費や子育ての目的に使われれば良いが、もし間違った用途でその税金が使われ、たとえば親のパチンコや酒代などに消費され、ほんとうの目的の用途に使われるのか。ほんとうに子育て資金として、保育料や教育費のために確実に使われることを考えることも必要であり、このことひとつとっても未だ未だ論議せねばなりません。
改革に伴う痛みに配慮することや、行き過ぎた改革を修正することは当然必要でありますが、安易なバラマキや取り組まなければならない改革が後退することになってはいけません。改革の手を緩めることなく、景気を着実に向上させながら持続的な経済成長を背景に、格差是正、地方再生、社会保障制度の再構築、財政再建等を実現させたいと考えております。取り組む課題が山積しております。
臨時国会はそうした生活に関連した内政問題をはじめとして、外交、防衛など与野党の政策を具体的に国民皆様にオープンにする国会でもあります。
私自身も、9月4日に就任しました自由民主党政務調査会副会長として、全力で頑張ります。
平成19年9月10日

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